君に、虹色の恋をした。
 私は家に着いたけれど、飛颯くんはその先らしい。学校に登校する時はいつも私の家を通っていたみたいだった。

「またねー」

 飛颯くんが手を振りながら自転車を漕いでいく姿を眺めながら、私も手を振り返した。
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