君に、虹色の恋をした。
「あ、ねぇ、虹!」

「え? あ、ホントや」

 虹が出てる。

 なんかもう、夢みたい。

 私、生きててよかった……。
 神様、私にこんな人生をくれて、ありがとうございます。

「紗奈ちゃん、こっち向いて?」

 言われた通り、飛颯くんの方を見ると、飛颯くんの顔が近づいてキスされた。

 突然の出来事に顔を真っ赤に染める私と、楽しそうに笑う飛颯くん。

「俺の愛、全部受け止めてな?」

「うん……!」

 もう飛颯くんにならめちゃくちゃにされても構わない。

 私、飛颯くんのものになっちゃいます。





 虹の下、君との恋は、私を変えた。





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