さよなら、坂道、流れ星
第14話 願いごと
「チズの一番の願いは“ 昴とずっと一緒にいられますように”だろ? 」
自分で言う前に昴に言われてしまった。
「え、な、なんで!?なんでそれ知って…」
ずっと内緒にしていたつもりの願いごとだった。もちろん口に出さないようにも気をつけていた。
「チズから聞いたことはないけど、絵馬とか七夕の短冊とかに書いてただろ。」
「あ…!」
“やってしまった”という表情を見せる千珠琉に昴は思わず笑ってしまう。
「本当にチズは表情ころころ変わっておもしろいな。」
「褒めてない…」
「褒めてるって。前にも言っただろ?かわいいって。」
また急に“かわいい”と言われて、千珠琉は思わず赤面してしまった。
今日の昴はなんだかいつもと違う気がする、その気まずさから千珠琉は必死に次の話題を探した。
自分で言う前に昴に言われてしまった。
「え、な、なんで!?なんでそれ知って…」
ずっと内緒にしていたつもりの願いごとだった。もちろん口に出さないようにも気をつけていた。
「チズから聞いたことはないけど、絵馬とか七夕の短冊とかに書いてただろ。」
「あ…!」
“やってしまった”という表情を見せる千珠琉に昴は思わず笑ってしまう。
「本当にチズは表情ころころ変わっておもしろいな。」
「褒めてない…」
「褒めてるって。前にも言っただろ?かわいいって。」
また急に“かわいい”と言われて、千珠琉は思わず赤面してしまった。
今日の昴はなんだかいつもと違う気がする、その気まずさから千珠琉は必死に次の話題を探した。