きみの濡れた髪に
きみの声が本当にだめなんだ

ずっと、ずっとね

きみの声の録音聞いてる

もう30回は聞いたと思う

もうたまらないんだ

鈴を転がしたような高い声なのに

少しハスキーで……

もう僕はだめなんだ

きみという牢屋に繋がれた囚人

その優雅な喉から
溢れる美貌が……

僕をだめにするんだ。
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