The previous night of the world revolution~P.D.~
…幹部組が揃って、待ち合わせ場所に集合した。
作戦は実にシンプル。
『霧塵会』本部に奇襲を仕掛け、混乱に乗じてルルシーとルリシヤを救出。
かつ、『霧塵会』が隠している新兵器、とやらの現物…あるいは、その兵器に関する資料等を押収する。
以上。
実にシンプルな方法だろう?
分かりやす過ぎて、楽しくなってきましたよ。
ルルシーとルリシヤを捕らえるような愚か者は、俺が全員刈り倒してあげましょう。
「久し振りに、ルレイア師匠と共同任務ですね。しかもプリンセスの救出とは…ますます腕が鳴りますよ」
このような状況だが、ルーチェスも心なしか楽しそう。
ピンチを楽しむ余裕があるとは、さすが俺の弟子。
プリンセスの救出…ロマンチックで素敵ですよね。
「アイズ、首尾はどうするの?作戦とか…」
シュノさんが、司令塔であるアイズに尋ねた。
すると。
「概ねいつも通りだね。私は後方で作戦指揮、シュノは後衛」
「分かったわ。任せて」
こくり、と頷くシュノさん。
シュノさんの実力なら、前衛だろうと後衛だろうと中衛だろうと、何処でも活躍出来ることだろう。
すると。
「へい!アリューシャは?アリューシャ何したら良い!?」
いつもの愛用ライフルを抱えたアリューシャが、アイズに尋ねた。
「アリューシャは狙撃ポイントを移動しながら、援護射撃」
「あいよ!援護射撃一丁!アリューシャに任せな!」
ラーメン屋のノリで了承。
何ならこのラーメン屋さん、前衛の仕事をなくしてしまうほどに狙撃が上手い。
味方にして、これほど頼り甲斐のあるスナイパーはいない。
…さて、それでは。
「一応聞いておきますけど、アイズ」
「何かな?」
「俺とルーチェスはどうしましょう?」
まさか…後方に控えて予備戦力にする、なんて言いませんよね?
するとアイズは、にっこりと微笑んだ。
「君達は何も考えずに、突撃。敵を薙ぎ倒しながら、ルルシーとルリシヤの居場所を探して、助けてきて」
「了解しました」
「ふふ。この脳死プレイ…。いかにもルレイア師匠って感じがして、好きですね」
あまりの脳筋戦法に、怯むことも躊躇することもなく。
楽しそうに微笑んで意気込むくらいなのだから、俺の弟子は有望だ。
いつもなら、俺の隣はルルシーがいるところだが…。
ルーチェスでも不足はない。
今回は師弟コンビで、敵組織のど真ん中に飛び込むとしよう。
ルーチェスの言う通り。腕が鳴る。
「それじゃ行こうか。二人が待ってるよ」
「えぇ、行きましょう」
待っててくださいね、ルルシー。ルリシヤ。
今、俺達が助けに行きますから。
作戦は実にシンプル。
『霧塵会』本部に奇襲を仕掛け、混乱に乗じてルルシーとルリシヤを救出。
かつ、『霧塵会』が隠している新兵器、とやらの現物…あるいは、その兵器に関する資料等を押収する。
以上。
実にシンプルな方法だろう?
分かりやす過ぎて、楽しくなってきましたよ。
ルルシーとルリシヤを捕らえるような愚か者は、俺が全員刈り倒してあげましょう。
「久し振りに、ルレイア師匠と共同任務ですね。しかもプリンセスの救出とは…ますます腕が鳴りますよ」
このような状況だが、ルーチェスも心なしか楽しそう。
ピンチを楽しむ余裕があるとは、さすが俺の弟子。
プリンセスの救出…ロマンチックで素敵ですよね。
「アイズ、首尾はどうするの?作戦とか…」
シュノさんが、司令塔であるアイズに尋ねた。
すると。
「概ねいつも通りだね。私は後方で作戦指揮、シュノは後衛」
「分かったわ。任せて」
こくり、と頷くシュノさん。
シュノさんの実力なら、前衛だろうと後衛だろうと中衛だろうと、何処でも活躍出来ることだろう。
すると。
「へい!アリューシャは?アリューシャ何したら良い!?」
いつもの愛用ライフルを抱えたアリューシャが、アイズに尋ねた。
「アリューシャは狙撃ポイントを移動しながら、援護射撃」
「あいよ!援護射撃一丁!アリューシャに任せな!」
ラーメン屋のノリで了承。
何ならこのラーメン屋さん、前衛の仕事をなくしてしまうほどに狙撃が上手い。
味方にして、これほど頼り甲斐のあるスナイパーはいない。
…さて、それでは。
「一応聞いておきますけど、アイズ」
「何かな?」
「俺とルーチェスはどうしましょう?」
まさか…後方に控えて予備戦力にする、なんて言いませんよね?
するとアイズは、にっこりと微笑んだ。
「君達は何も考えずに、突撃。敵を薙ぎ倒しながら、ルルシーとルリシヤの居場所を探して、助けてきて」
「了解しました」
「ふふ。この脳死プレイ…。いかにもルレイア師匠って感じがして、好きですね」
あまりの脳筋戦法に、怯むことも躊躇することもなく。
楽しそうに微笑んで意気込むくらいなのだから、俺の弟子は有望だ。
いつもなら、俺の隣はルルシーがいるところだが…。
ルーチェスでも不足はない。
今回は師弟コンビで、敵組織のど真ん中に飛び込むとしよう。
ルーチェスの言う通り。腕が鳴る。
「それじゃ行こうか。二人が待ってるよ」
「えぇ、行きましょう」
待っててくださいね、ルルシー。ルリシヤ。
今、俺達が助けに行きますから。