The previous night of the world revolution~P.D.~
――――――…情けなくも、脚にレーザー光線を食らって入院することになった俺だが。

色々な人に迷惑をかけてしまっているのは別にして、俺としては意外に気が楽だった。

ルレイアにも言ったが、他の誰かが怪我するより…ましてやルレイアが怪我をするより…自分が怪我した方がよっぽど良い。

自分が怪我するだけなら、自分が痛い思いするだけで済むからな。

脚の痛みが何だと言うのだ。

怪我したのがもしルレイアだとして、そのとき俺を襲うであろう胃痛の痛みに比べれば、全然マシ。

ルレイアじゃなくて良かった。本当に。

と、俺は自分の脚に巻かれた包帯を見て、むしろホッとしていたのだが…。





「はい、ルルシー。あーんしてください。あーん」

「…」

…俺は確かに、ルレイアに「目の届くところにいろ」とは言った。

が、入院中の世話までしろとは言ってない。




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