The previous night of the world revolution~P.D.~
「成程、ルリシヤさんですか。良いと思いますよ。頼もしいですし」

お前も反対をしろよ。

何故賛成する?アホか?アホなのか?

そして、ルリシヤまでも。

「悪いな。気持ちは嬉しいんだが、今は愛人を募集していないんだ」

今はって何だよ。いつか募集する予定があるのか?

「それに俺は、付き合うならおっぱい大きい女の子が好みなんだ」

「えっ、そうなんだ〜…。じゃあ私は無理かー」

「そうですか?僕はちっぱい派も捨て難いんですけどねぇ」

こいつらの下衆な会話に、俺はもうついていけません。

ここが病院だとは思えない不健全っぷり。

まとめて追い返してもらっても良いだろうか。

「ルレイア、お前も何とか言ってやれ」

「俺もどちらかというと巨乳派だったんですが、あまりにルーチェスがちっぱい派を推すものですから、俺も最近ちっぱい派に興味が出てきたんですよね」

真剣な顔をして、お前まで何を言ってるんだ。

駄目だ。俺の周り、不健全な奴しかいない。

「あぁそうだ、ルルシーさん。ちっぱい派で思い出したんですけど」

その卑猥な単語で、何を思い出したんと言うんだ。

ルーチェスは、くるりとこちらを向いた。

「僕からも、お見舞いの品を用意してきたんです。是非受け取ってください」

あぁ、うん。そうなんだ…。

「僕とセカイさんの二人で、時間をかけて厳選したんですよ。気に入ってもらえると良いんですが」

「あ、そうか…。それはどうも…」

不健全極まりない連中だが、お見舞いをもらっては、強く追い返すことも出来ず。

ぶっちゃけ、お見舞いの品とかはもうどうでも良いから、お前らに不健全な会話をやめてもらいたいよ。俺は。

…しかし。
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