The previous night of the world revolution~P.D.~
第二部~Ⅶ~
――――――…ルーチェスが、セルテリシアを「口説いて」いる間。
俺とルレイアは、『ブルーローズ・ユニオン』の自分の部屋で待機していた。
『うわぁぁぁ!助けてくれぇぇ!』
『ははは、ザマァ見ろ。ザマァ見ろクズが!』
『死にたくない!助けてくれ!死にたくないぃぃぃ!』
という、断末魔の叫びが部屋の中に響いている。
「…なぁ、ルレイア」
「はい、何ですかルルシー」
…一時間ほど前から、二人で並んで座って、テレビ画面を眺めててさ。
ずーっと思ってることがあるんだけど。
言っても良いだろうか。
よし、言おう。
「…何で俺はさっきから、こんなグロいサイコホラー映画を観せられてるんだ?」
血飛沫舞ってるんだけど。これ絶対R18映画だろ。
しかも、ただのホラーじゃない。
復讐系サイコホラー映画。
復讐に燃える主人公が、恍惚とした顔でナイフを振りまくっている。
観ているだけで鬱になりそうなストーリー。
「だって、ルルシーがアダルトビデオは嫌だって言うから…」
俺のせいなのか?
だって、仕方ないだろ。
「ルーチェスが帰ってくるまで暇ですね。何か観ます?」という、ルレイアの一言から始まり。
良いよ、と答えたのが間違いだった。
「じゃあ、アダルトビデオとそうじゃない映画とどっちが良いですか?」という、選択の余地がない二択を迫られた。
当然後者を選んだら、復讐系サイコホラー映画(R18)を観せられてしまった。
何だよ。この地獄の選択肢。
それなのに、ルレイアと来たら。
「面白いでしょう?主人公の鬼気迫る顔が堪りませんよね〜」
このグロいスプラッタを観て、にこにこしている始末。
お前とは映画の趣味が合わないようだな。
「…はぁ…」
頭が痛くなってきた。
俺とルレイアは、『ブルーローズ・ユニオン』の自分の部屋で待機していた。
『うわぁぁぁ!助けてくれぇぇ!』
『ははは、ザマァ見ろ。ザマァ見ろクズが!』
『死にたくない!助けてくれ!死にたくないぃぃぃ!』
という、断末魔の叫びが部屋の中に響いている。
「…なぁ、ルレイア」
「はい、何ですかルルシー」
…一時間ほど前から、二人で並んで座って、テレビ画面を眺めててさ。
ずーっと思ってることがあるんだけど。
言っても良いだろうか。
よし、言おう。
「…何で俺はさっきから、こんなグロいサイコホラー映画を観せられてるんだ?」
血飛沫舞ってるんだけど。これ絶対R18映画だろ。
しかも、ただのホラーじゃない。
復讐系サイコホラー映画。
復讐に燃える主人公が、恍惚とした顔でナイフを振りまくっている。
観ているだけで鬱になりそうなストーリー。
「だって、ルルシーがアダルトビデオは嫌だって言うから…」
俺のせいなのか?
だって、仕方ないだろ。
「ルーチェスが帰ってくるまで暇ですね。何か観ます?」という、ルレイアの一言から始まり。
良いよ、と答えたのが間違いだった。
「じゃあ、アダルトビデオとそうじゃない映画とどっちが良いですか?」という、選択の余地がない二択を迫られた。
当然後者を選んだら、復讐系サイコホラー映画(R18)を観せられてしまった。
何だよ。この地獄の選択肢。
それなのに、ルレイアと来たら。
「面白いでしょう?主人公の鬼気迫る顔が堪りませんよね〜」
このグロいスプラッタを観て、にこにこしている始末。
お前とは映画の趣味が合わないようだな。
「…はぁ…」
頭が痛くなってきた。