The previous night of the world revolution~P.D.~
「成程。その理屈は分かるが…」
分かるんだ。ふーん。
舌先三寸で適当言ってるだけなんだが、意外と通用するもんだな。
頭悪い奴らばっかで助かった。
「でも、正面切って『青薔薇連合会』本部に乗り込むことだって簡単ではないだろう。何か秘策が…」
「誰が正面切って乗り込む、と言いました?」
乗り込むのにだって、やり方ってもんがあるだろう。
「…どうやって侵入するつもりだ?」
「俺達にとって、『青薔薇連合会』本部は古巣ですよ?侵入経路は頭に叩き込んであります」
「…!」
幹部クラスしか知らない、秘密の脱出口とかな。
こっそり『青薔薇連合会』本部に侵入する経路は、いくらでもある。
今こそ、その知識を活かすべきなのでは?「どうやら俺達、あなた方にいまいち信用されていないみたいですからね」
と、俺は微笑みながら言った。
魔性の微笑みを。
「秘密の侵入経路について話せば、少しは信用してもらえますか?」
「…」
あぁ信用してやる、とは言われなかったが。
その顔を見るに、満更でもなさそうだな。
「お前が今立てた、アイズレンシア・ルーレヴァンツァの暗殺計画が成功すれば…お前達の評価を改めても良い」
だってさ。超偉そう。
それならもう、一生認めてもらえなくて良いですよ。
まぁ良い。嘘でも喜んでおくとしよう。
「それは光栄ですね」
「その代わり、確実に成功させてもらう。アシュトーリア・ヴァルレンシーのときのように、今度こそ仕留め損なうことがないよう…」
と、エペルが言いかけたそのとき。
「ま…待ってください」
顔を青くしたセルテリシアが、ようやく割って入ってきた。
分かるんだ。ふーん。
舌先三寸で適当言ってるだけなんだが、意外と通用するもんだな。
頭悪い奴らばっかで助かった。
「でも、正面切って『青薔薇連合会』本部に乗り込むことだって簡単ではないだろう。何か秘策が…」
「誰が正面切って乗り込む、と言いました?」
乗り込むのにだって、やり方ってもんがあるだろう。
「…どうやって侵入するつもりだ?」
「俺達にとって、『青薔薇連合会』本部は古巣ですよ?侵入経路は頭に叩き込んであります」
「…!」
幹部クラスしか知らない、秘密の脱出口とかな。
こっそり『青薔薇連合会』本部に侵入する経路は、いくらでもある。
今こそ、その知識を活かすべきなのでは?「どうやら俺達、あなた方にいまいち信用されていないみたいですからね」
と、俺は微笑みながら言った。
魔性の微笑みを。
「秘密の侵入経路について話せば、少しは信用してもらえますか?」
「…」
あぁ信用してやる、とは言われなかったが。
その顔を見るに、満更でもなさそうだな。
「お前が今立てた、アイズレンシア・ルーレヴァンツァの暗殺計画が成功すれば…お前達の評価を改めても良い」
だってさ。超偉そう。
それならもう、一生認めてもらえなくて良いですよ。
まぁ良い。嘘でも喜んでおくとしよう。
「それは光栄ですね」
「その代わり、確実に成功させてもらう。アシュトーリア・ヴァルレンシーのときのように、今度こそ仕留め損なうことがないよう…」
と、エペルが言いかけたそのとき。
「ま…待ってください」
顔を青くしたセルテリシアが、ようやく割って入ってきた。