The previous night of the world revolution~P.D.~
第二部〜X〜
―――――――こうして。




サナリ派筆頭組織、『ブルーローズ・ユニオン』のリーダー、セルテリシアと。

アシュトーリアさん暗殺未遂事件を巡る一件は、ひとまず落ち着いた。

…が、残念ながらレーザー兵器を有する『M.T.S社』との因縁は、未だに片付いていないので。

どうにも寝覚めが悪いというか…すっきりしませんね。

しかも、『青薔薇連合会』では俺達は裏切り者になってる訳で。

戻ってきたからって、そう簡単に受け入れられないと思っていた。

が、そこはアイズが上手く、皆に説明してくれた。

俺達がサナリ派に寝返っていたのは、あくまで任務の一環であり。

本当は裏切ってなどいない、今も昔も頼もしい『青薔薇連合会』の幹部だと宣言してくれた。

お陰で、人目を憚ることなく戻ってこられましたよ。

嬉しい限りですね。

そして、嬉しい続きに今日この日。

「それじゃ、改めて。アシュトーリアさんの快気祝い兼、ルレイア達の無事の帰還を祝して…乾杯!」

「乾杯!」

今日ばかりは、素直に祝福をあげても許されるだろう。





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