The previous night of the world revolution~P.D.~
第一部~Ⅲ~
――――――…『青薔薇連合会』本部にて。

ついさっきまで、海水浴を楽しんでいたはずの一行は。

海水浴の楽しい雰囲気とは程遠い、重々しい空気の中、会議室に集まっていた。

…あぁ、全く。

何でこんなことに。

今日じゃなく、明日だったら良かったのに。

そうすれば、せめて今日くらいは…何も考えず、楽しい一日を送れただろうに。

俺達から、平和な日常を奪い取った張本人。

その名は…。

…すると。

会議室の扉が開き、遅れていたルーチェスが合流した。

「…お待たせしました」

「…おっと。来ましたね」
 
無理もない。ルーチェスが行っていた海水浴場は、俺達が行っていた場所より遠いし。

戻ってこいという連絡も、俺達より後に耳にしたのだから。

「…これで、全員揃ったね」

重々しい空気を断ち切るように、アイズレンシアが口を開いた。




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