深紅の復讐~イジメの悪夢~
第六章 白波柑奈side
あたし
「え………」
あたしは、言葉が出なかった。
信じられなかった。
ほんと…なの?
「聖理奈が…自殺!?どういうことなの?」
あたしは、麗華姫に向き合った。
麗華姫は小さな携帯用の鏡と、リップをしまい、面倒臭そうに答えた。
「知らないわよ。そんなこと。おととい、頸動脈刺して、自殺したんだって。ナイフ握りしめていたらしいよ?」
マジ……で?
ふ。
マジで…!?
あは…