深紅の復讐~イジメの悪夢~


だって、ぶーちゃんがいじめられている時、あたしは何をしていた?

笑っていたよね。

イジメに加担していたよね。



そうか…。



人の不幸って、本当に蜜の味なんだね。


でも……。


笑われる方は、こんなに苦しいんだね…。



ぶーちゃんが口を開く。




「彩綾はさ、あたしがいじめられている時、犯されている時、笑っていたよね?楽しんでいたよね??」




ぶーちゃんの冷たい声があたしの耳に突き刺さる。




「これは、そのお返しだよ。あたしの復讐??麗華は気づいていたんだよね。そうだよ。これは、あたしの復讐。あたしの心は、壊された。だから、あたしは復讐する。」




ぶーちゃんは淡々と喋っていた。




「あんたみたいな人間のクズが蔓延る世の中なんて、普通の人は、嫌なんだよ。あたしが、あんたたちを矯正してあげているの。」





そっか…、そうなのか…。

あははは。

麗華姫、本当だったよ。

ぶーちゃんの復讐。




「彩綾はさ、あたしが助けてって言った時、嫌だって言った時、やめてって言った時。助けてくれなかったよね?やめてくれなかったよね?笑っていたよね。これは、そのお返し。」




そう言うと、彼女は大きく口を開けた。

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