不器用な彼〜君の気持ちを聞かせて〜
亮は、平日はバイトをいれている。
土日だってはいる時もある。

高校の時は、つねに一緒にいれたから……
こんな風に会えない時間が増えるなんて思わなかった。


あまりしゃべらない上に人込みが嫌いだから会うのは、ほとんどどちらかの家。
家にきても雑誌みたりテレビみてたら、あたしのいる意味ないじゃん。

亮……


あたしにとって亮は何?

よく夫婦は長年いると空気みたいな存在になるって聞く、いるのが当たり前になるって。

ねぇ、側にいたいけど、相手にされないのは辛いよ。

「亮……」
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