二重芸能人ッ!



「ちょっと!待てよ!」



アタシは涼矢を呼び止めた



「志穂、女の仔らしくしなよ」




―――やばい!つい昨日一日ずっと男やってたから軽く癖になってる・・・!?





「ってかさ、昨日コンサートじゃなかったけ?」



小声で涼矢に聞くと涼矢は分けなくあっさりといった




「別に?コンサートだったけどじいちゃんに電話したらあっさり半日もしないうちに手続き済ませてくれたんだもん」




「は?うそでしょ!?」




「うそじゃないです☆
それと俺の名前は涼矢じゃな――――」







キーンコーンカーンコーン


【教室にいる生徒は自習の準備をしてください
教室にいない生徒は急いで教室に戻ってください】









「じゃね志穂☆
俺一応編入せいだから理事長室行かなきゃなんねーし?」





―――勝手に行け!そして戻ってくるな!






「志穂、人の不幸考えちゃいけないよぉ~?」





―――エスパー!?





「ってか当たり前でしょ!双子だもん」







―――双子ぉぉおおおお!?







(↑親が同じで学年が同じだったら普通分かるでしょ!?)




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