この恋、絶対に「運×命」です!
Love3
Love3 side運瑠
「えっと今日は何買うんだっけな…」
私は一人、教室の隅で今日の買い物リストを作成している。
「卵がもうなくなりかけてたな。それから牛乳とハムと……」
冷蔵庫の中身が脳裏に浮び上がる。
……今日はなんだか多くなりそうだな。
荷物持てるかな…?
まあ行けるよね!
「あ!あとお米もなくなりかけてた!」
朝食は基本は食パンだけどたまにお米にもしている。
でもお米もとなると…。
「……やっぱり明日も行った方がいいかな?」
特にやることもないもんね!
一人で行くんだしあまり重くなりすぎない方がいいよね?
ちゃんと持てるか不安だもん…。
そう思った時だった。
「運瑠」
え…?この声って……。
一年、一緒に過ごしてきた。
会話はあまり少なかったけどそれでも私が聞き間違えるはずがない。
私はゆっくりと振り返る。
…どうして?
「桐野、くん」
もう放課後なのにお友達は…。
「運瑠、まだ帰らないのか?」
「あ、今日買う物が決まったところなので今から帰るところです」