高嶺の花も恋をする【番外編追加】
そして少し歩いて会社の人に会わなそうな個室のあるお店に入って席に着いた。
「何がいいですか?」と聞かれて、とりあえずアイスティーを注文してもらった。
一口アイスティーを飲んだとこへ、佐伯くんが話しを切り出した。
「あの....さっき人は.....雨宮さんに告白してきた人ですか?」
急に伊藤さんの話題をされて『うっ』と引いたけど、佐伯くんに嘘はつきたくない。
「うん、そうなんだけど....。返事をしてなかったから、さっき話したいって言われて.....」
そこまで言った時彼の頬が引き攣ったのを目にして、誤解をされたくなくて慌てて伝えた。
「でも!好きじゃ無い人と2人では会えないから断ろうとしてたとこなの!」
「あ....好きでは無い...」
佐伯くんはそこが気になったのか、そう言葉にした。
私、好きじゃ無い人と2人では会えないって言ったんだけどな.....。
「うん。私が好きなのは、伊藤さんじゃないから....」
「あ...ああ......」
何とも言えない佐伯くんの返事にむきになって、もうハッキリ伝えたくなった。
「私が好きなのは!」
「あ、雨宮さん!」
「え?あ....はい」
勢い付けて『私が好きなのは!佐伯くんなの。やっぱり諦められない』って言おうと思っていたのに、途中で遮られて面食らってしまった。
そんな私を真っ直ぐ見て姿勢を正す佐伯くんにつられて、私も同じ様に背筋を伸ばした。
「雨宮さんの事が好きです!」
「.....え?...え」
予想外の言葉に面食らってしまった。
突然のことに「あの....佐伯くん。今...好きって....」と確認すると、佐伯くんは真剣な顔で頷いて見せた。
「好きです。....今更こんな事言うのは狡いと思うし信じてもらえないかもしれないけど、ずっと憧れていて....好きでした」
「...好き?.......好き!?」
『好き』の言葉に混乱して、聞き返す声が大きくなる。
私とは真逆に佐伯くんは落ち着いた声、真剣な眼差しで『はい、雨宮さんが好きです』と繰り返した。
「......」
佐伯くんの言う『好き』は、あの『好き』?ん?どの『好き』?私を『好き』?
「何がいいですか?」と聞かれて、とりあえずアイスティーを注文してもらった。
一口アイスティーを飲んだとこへ、佐伯くんが話しを切り出した。
「あの....さっき人は.....雨宮さんに告白してきた人ですか?」
急に伊藤さんの話題をされて『うっ』と引いたけど、佐伯くんに嘘はつきたくない。
「うん、そうなんだけど....。返事をしてなかったから、さっき話したいって言われて.....」
そこまで言った時彼の頬が引き攣ったのを目にして、誤解をされたくなくて慌てて伝えた。
「でも!好きじゃ無い人と2人では会えないから断ろうとしてたとこなの!」
「あ....好きでは無い...」
佐伯くんはそこが気になったのか、そう言葉にした。
私、好きじゃ無い人と2人では会えないって言ったんだけどな.....。
「うん。私が好きなのは、伊藤さんじゃないから....」
「あ...ああ......」
何とも言えない佐伯くんの返事にむきになって、もうハッキリ伝えたくなった。
「私が好きなのは!」
「あ、雨宮さん!」
「え?あ....はい」
勢い付けて『私が好きなのは!佐伯くんなの。やっぱり諦められない』って言おうと思っていたのに、途中で遮られて面食らってしまった。
そんな私を真っ直ぐ見て姿勢を正す佐伯くんにつられて、私も同じ様に背筋を伸ばした。
「雨宮さんの事が好きです!」
「.....え?...え」
予想外の言葉に面食らってしまった。
突然のことに「あの....佐伯くん。今...好きって....」と確認すると、佐伯くんは真剣な顔で頷いて見せた。
「好きです。....今更こんな事言うのは狡いと思うし信じてもらえないかもしれないけど、ずっと憧れていて....好きでした」
「...好き?.......好き!?」
『好き』の言葉に混乱して、聞き返す声が大きくなる。
私とは真逆に佐伯くんは落ち着いた声、真剣な眼差しで『はい、雨宮さんが好きです』と繰り返した。
「......」
佐伯くんの言う『好き』は、あの『好き』?ん?どの『好き』?私を『好き』?