高嶺の花も恋をする【番外編追加】
「キス....気持ちいい」
「うん....雨宮さんに誘惑されちゃったから」
うっとりとして佐伯くんに伝えると、同じトーンで返された。
「私、誘惑した?」
「したよ。お茶していかない?って誘われた」
「お茶していってって家に誘うと誘惑なの?」
「好きな子に誘われたら、誘惑されてることになるよ。だって....いろいろと我慢できるか分からないし」
「だからこの前は断られたの?」
「...うん....そう」
そういうことだったんだ...って納得できて、前回帰られてしまった寂しさが和らいでくる。
それと同時に彼の欲を知ることができて嬉しいと共に、私の欲がムズムズする。
「じゃあ、今日はもう誘惑に乗っちゃったんだね」
私がニコリと笑うと、恨めしそうな顔を見せる。
「そうだね。僕の彼女は魅力的だから、とても僕には敵わない」
そう言って私を抱き寄せるとさっきみたいに優しく触れたキスが、どんどん深く私の中に入り込んできた。
私はすがるように彼に掴まり、夢中でそれを受け止める。
ぎりぎり触れるくらいに唇を離した彼を見つめながら、速くなった鼓動を抑えて訴える。
「こんなキス知らない」
「誘惑されちゃったからしょうがないよね」
そう言いながら微笑み、もう一度唇を優しく密着させてから上唇を甘噛みするように食んでくる。
そんなキスを覚えさせられたら、私は更に求めてしまう。
私が彼の下唇を同じように唇を挟んで軽く吸うと、ほんの一瞬ビクッと身体を震わせて私を見た。
あ....この眼差しで見られたらもう....。
こうやって彼を欲しいと思わせるのだから、誘惑しているのはきっと彼の方だと思う。
彼の瞳に心酔する私の腰を密着するようにギュッと引き寄せて、上唇も下唇も口内もさっきよりネットリと私の知らないキスをまた覚えさせられる。
そのままゆっくりと覆い被さってくる彼に、私はすがりつくように身体を預けた。
「うん....雨宮さんに誘惑されちゃったから」
うっとりとして佐伯くんに伝えると、同じトーンで返された。
「私、誘惑した?」
「したよ。お茶していかない?って誘われた」
「お茶していってって家に誘うと誘惑なの?」
「好きな子に誘われたら、誘惑されてることになるよ。だって....いろいろと我慢できるか分からないし」
「だからこの前は断られたの?」
「...うん....そう」
そういうことだったんだ...って納得できて、前回帰られてしまった寂しさが和らいでくる。
それと同時に彼の欲を知ることができて嬉しいと共に、私の欲がムズムズする。
「じゃあ、今日はもう誘惑に乗っちゃったんだね」
私がニコリと笑うと、恨めしそうな顔を見せる。
「そうだね。僕の彼女は魅力的だから、とても僕には敵わない」
そう言って私を抱き寄せるとさっきみたいに優しく触れたキスが、どんどん深く私の中に入り込んできた。
私はすがるように彼に掴まり、夢中でそれを受け止める。
ぎりぎり触れるくらいに唇を離した彼を見つめながら、速くなった鼓動を抑えて訴える。
「こんなキス知らない」
「誘惑されちゃったからしょうがないよね」
そう言いながら微笑み、もう一度唇を優しく密着させてから上唇を甘噛みするように食んでくる。
そんなキスを覚えさせられたら、私は更に求めてしまう。
私が彼の下唇を同じように唇を挟んで軽く吸うと、ほんの一瞬ビクッと身体を震わせて私を見た。
あ....この眼差しで見られたらもう....。
こうやって彼を欲しいと思わせるのだから、誘惑しているのはきっと彼の方だと思う。
彼の瞳に心酔する私の腰を密着するようにギュッと引き寄せて、上唇も下唇も口内もさっきよりネットリと私の知らないキスをまた覚えさせられる。
そのままゆっくりと覆い被さってくる彼に、私はすがりつくように身体を預けた。