仮面下の溺愛ケモノ








ゆ「笑わないで有名でも、仲間内では笑うからそのギャップにやられる女子多数」


さ「そんなの私にだって出来るわ」


ゆ「無理無理。あんたゲラだし秒で笑うよ」


さ「はぁ?やってあげるよ!見てな!もうゆん達以外には笑わない!」


「うーす。今日暑くね?」


さ「ぶ!!!!!いや!あんた!!!!(笑)まさかその顔で…っ(笑)」


「ん?なに?」


ゆ「いや、秒でやられてんじゃん」








顔に落書きをされた隣の席の北谷は、気付いてないのかキョトンとした顔をして私を見つめる。

北谷の家は小さな兄弟が居るって聞いているから多分犯人はその子たちで間違いないけど…




さ「いや!普通気づくじゃん!(笑)」


北「うわ!まじか!これ油性?あー死んだ。俺今日もう笑い者になるわ」


ゆ「一応化粧落とし貸したげる。まぁ、今よりはマシになるでしょ」


北「さんきゅー助かる」


ゆ「いや!1枚だけだから!ティッシュ感覚で出すな!」









ギャーギャーゆんが北谷に怒って、北谷の顔面を化粧落としのシートで激しく拭くのを見て私は更に爆笑した。

私には笑わないって事はやっぱり難しいと実感した。

でも、こうやって楽しい時に楽しいって笑う方が私は好き。










て、事は。


あの人も本当に楽しいって思ってるから仲間内では笑ってるってことか…






ある意味それ以外の他人は一切楽しくないって事とも取れる。












< 5 / 14 >

この作品をシェア

pagetop