グリフォンの恋人・序章・エピソード0
「私が、あなたのアトリエに行きましょう。
今日の件もあるし、そのほうが良さそうだ。
週末の日曜日の午後なら
時間があいているので、どうですか?」
「本当ですか!助かります!」
ミルラは、思いっきりの笑顔で
うなずいた。
「それならば、今日の遅刻のお詫びにお昼をご用意します。
貴腐ワインもありますから。」
オーギュストは、ふっと微笑んだ。
「ひとつ、質問をしていいですか?」
ミルラは紙ばさみに、
デッサン用紙を挟み込む手をとめた。
「あなたが、女神に花をささげるとしたら・・
何の花がよいと、思いますか?」
オーギュストは、まっすぐな青灰色の瞳でミルラを見つめた。
ミルラは少し、考えて
「そうですねぇ・・女神さまならば、
白の百合の花が、定番なのでしょうけど、
私なら、元気が出そうな黄色の花、マリーゴールドとか、ひまわりとか・・いいと思います」
太陽のように、満面の笑顔のミルラにふさわしい・・
オーギュストは感じた。
「わかりました。ありがとう」
オーギュストは軽く頭を下げて、
部屋から出て行った。
一人残されたミルラは、
ため息を吐いた。
「気難しい人って聞いたけど・・
ああ、お昼ごはん、
なにがいいか、聞いておけばよかった!!」
今日の件もあるし、そのほうが良さそうだ。
週末の日曜日の午後なら
時間があいているので、どうですか?」
「本当ですか!助かります!」
ミルラは、思いっきりの笑顔で
うなずいた。
「それならば、今日の遅刻のお詫びにお昼をご用意します。
貴腐ワインもありますから。」
オーギュストは、ふっと微笑んだ。
「ひとつ、質問をしていいですか?」
ミルラは紙ばさみに、
デッサン用紙を挟み込む手をとめた。
「あなたが、女神に花をささげるとしたら・・
何の花がよいと、思いますか?」
オーギュストは、まっすぐな青灰色の瞳でミルラを見つめた。
ミルラは少し、考えて
「そうですねぇ・・女神さまならば、
白の百合の花が、定番なのでしょうけど、
私なら、元気が出そうな黄色の花、マリーゴールドとか、ひまわりとか・・いいと思います」
太陽のように、満面の笑顔のミルラにふさわしい・・
オーギュストは感じた。
「わかりました。ありがとう」
オーギュストは軽く頭を下げて、
部屋から出て行った。
一人残されたミルラは、
ため息を吐いた。
「気難しい人って聞いたけど・・
ああ、お昼ごはん、
なにがいいか、聞いておけばよかった!!」