俺だけのお姫様
「どうしたの?」
「なんでもっ…ないっ…」
「…ちょっと師匠とお茶でもしようか」
「紗世ちゃん…」
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「そっか、美夜ちゃん、強いなぁ…」
「こんなんで泣くなんて俺は弱い…」
「そこまで愛されてるんだから強いも弱いも関係ないよ」
「俺…」
「昨日の作戦、ちゃんと準備してる?」
「え、うん」
「作戦成功させて、美夜ちゃんにとびっきりの笑顔になってもらお!」
「…うん」
「よし、いい顔になった、もう美夜ちゃんに見つめられても大丈夫かな?」
「うん、紗世ちゃんありがとう」
「なんにもしてないよ」