俺だけのお姫様

「あれ、紗世ちゃんも一緒だ」
「やっほー、そこでばったり会ってね」
「お待たせ」

美夜の手を握る。
背中をゆっくり擦る。
そして…抱き締める。

「慎太郎?どしたの?」
「ううん、大好きだなーと思って」
「美夜ちゃん、愛されてるー♪」
「ふふ、羨ましいでしょ?」
「私も帰ったら初人と海のことぎゅってしようかなぁ…」
「初人くん、嬉しくて鼻血出ちゃうんじゃない?」
「そーかも、ふふ」

誕生日も大事だけど、
こうして毎日顔をみられるだけで、幸せだ



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