俺だけのお姫様

「美夜、帰ろうか」
「…慎太郎、今日は別々で帰ろう?」
「ん?何か用事あるのか?待ってるよ」
「ううん、一人で大丈夫」

可愛い笑顔でそう言われると弱い
ただ、今日は気掛かりなことがある

「…んじゃ、せめて片桐と一緒に帰ってよ、じゃないと俺心配でついていっちゃう」
「ふふ、わかった、七瀬と一緒に帰るね」
「…気をつけて帰ってこいよ」
「ありがと、慎太郎」



何か隠してる。
でも正面から聞いたところで強がって教えてくれないのがうちのお姫様だ。

「師匠に相談するかな…」


スマホで師匠に連絡をする


【待ってるよ!】




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