俺だけのお姫様

「ね、慎太郎」

「ん?」

「明日、またプロポーズしてくれる?」

「え」

「あの日、ちゃんと返事出来なかったから、もう一回返事したい」



あの日…
美夜の再発が分かって、確かに記憶も曖昧で
やり直したいと思ってた


「でも、ちょっときついんじゃないか、体」
「大丈夫」
「…分かった」


いつもの花屋に予約を入れる

「この前のブーケだね、了解」

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