俺だけのお姫様

「み、美夜さん…?」

「しーっ」


ゆっくり、美夜の顔が近づく。

ちゅっ…

「美夜…」

「慎太郎、大好き…」

そのままぎゅっと抱き締められて
寝息が聞こえてきた

「辛い…これは…なんていうか…」

蛇の生殺しって、こういうこと言うんだろうか

翌朝、ビンタを免れた俺は
美夜と一緒にあの教会へ向かった



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