俺だけのお姫様

お姫様の闘い


日を追うごとに、美夜の状態は悪化していった

「美夜、大丈夫、大丈夫」

元々華奢な体はもっと細くなって
抱き締めると骨が当たって痛いはずなのに

「ぎゅってして…」

うちの姫は小さな体で闘っていた


美夜が入院してから一年…
なかなかドナーが見つからず、
美夜の気持ちが少しずつ、削れていくようで
やるせない気持ちを見せないように
とにかく必死だった…



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