銀色ネコの憂鬱
第6話 話し相手
「社長、今日はありがとうございました。」
アトリエから会社に戻る途中、菫は明石に礼を言った。
「さっきも言ったけど、これくらいは当たり前だから。それより川井さんはトラブルの報告をきちんとすること。」
「はい、すみませんでした…。」
菫はしゅん…と肩を落とした。
「まあでも、一澤 蓮司がどんな人かわかったし、とりあえず大丈夫そうだね。川井さんは毎週大変だけど。」
明石が言った。
「頑張ります。ところで香魚さんはお元気ですか?」
「うん、元気だよ。最近はベビー系のイラストばっかり描いてる。」
明石 香魚子は明石の妻であり、ミモザカンパニーと外部委託契約をしているフリーランスのデザイナーでもある。現在は妊娠中だ。
「うちでは今のところベビー用品やる気はないけど、毎日のように良いデザイン見せられると商品化したくなって困るよね。」
明石が笑って言った。
「………」
「まあしばらくは一澤 蓮司に集中しよう。相間さんとも一度は会ってもらった方が良いと思うよ。」
「はい。」
アトリエから会社に戻る途中、菫は明石に礼を言った。
「さっきも言ったけど、これくらいは当たり前だから。それより川井さんはトラブルの報告をきちんとすること。」
「はい、すみませんでした…。」
菫はしゅん…と肩を落とした。
「まあでも、一澤 蓮司がどんな人かわかったし、とりあえず大丈夫そうだね。川井さんは毎週大変だけど。」
明石が言った。
「頑張ります。ところで香魚さんはお元気ですか?」
「うん、元気だよ。最近はベビー系のイラストばっかり描いてる。」
明石 香魚子は明石の妻であり、ミモザカンパニーと外部委託契約をしているフリーランスのデザイナーでもある。現在は妊娠中だ。
「うちでは今のところベビー用品やる気はないけど、毎日のように良いデザイン見せられると商品化したくなって困るよね。」
明石が笑って言った。
「………」
「まあしばらくは一澤 蓮司に集中しよう。相間さんとも一度は会ってもらった方が良いと思うよ。」
「はい。」