俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する 〜その後のエピソード〜
川田教授に果穂を紹介する。

この男、学会ではかなりのやり手だが、
夜の世界では相当なエロオヤジで名を馳せている。

出来るだけ果穂に近付けさせたくない人物の1人だ。

「いやぁ、堀井社長の奥さんがこんなに綺麗だなんて知らなかったなぁ。
女優やモデルかと思うくらいだ。」

何故か果穂に握手を求め、さっきからその手を離さない事にイラっとする。

「初めまして、果穂と申します。
主人がいつもお世話になっております。」

果穂は健気に、模範解答のような挨拶をして微笑みを浮かべている。

「彼女はこう言う場は初めてで慣れていないものですから。奥様にもご挨拶をさせて頂きたい。」
俺は早くその手を離せと思いながら、
表面上には出さず大人な対応をする。

「おお、そうか…。
おい、洋子こっちに来い。
堀井社長の奥さんがお前に挨拶をしたいそうだ。」
やっと離された果穂の手を、
翔はすかさずぎゅっと握り消毒をする事を忘れない。
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