俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する 〜その後のエピソード〜

果穂からのサプライズプレゼント

楽しい実家での週末はあっという間に過ぎて、東京に戻りバタバタと忙しい日々を2人は過ごす。

『まごころcafe』がお休みの日の平日は、
ほぼ結婚式の準備に追われ、週末はドレスの試着に追われ、

なんだかんだで結婚式前日。

夕方すぎ、ヘリコプターに乗って東京から35分の空中散歩を楽しむ。

辺りは暗くなり眼下にキラキラ耀く夜景が広がる。ひとときの夢のような時間は終わり、
湖畔のホテルに2人は降り立つ。

夕飯は、部屋出しの美味しい懐石料理を食べ、温泉に入って体も心も満たされる。
気分はまるで観光旅行だ。

後は体調を整えて、お肌の為にも早く寝るのみ。

そのタイミングで、果穂はドキドキ緊張していた。
実は兼ねてから考えていた、翔へのプレゼントを今夜、渡そうと決意する。

婚約指輪や結納金へのお返しには、いささか心許ないけれど…。

果穂が今まで買った買い物の中で、
1番高い買い物をした。
結婚準備の合間に、翔の目を盗みコソコソと探しやっと見つけたプレゼントだ。

翔さん喜んでくれるかなぁ?
実は朝からソワソワ、わくわく心が揺れ動いていた。

今の果穂は、内風呂を堪能して寝るばかりと言う状態。
翔はたった今、内風呂に行ったばかり。
果穂は部屋で1人落ち着きなく過ごしている。

ベッドで待つべき?それともリビングで?

プレゼントを持って、うろうろ部屋を行ったり来たりしていた。
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