俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する 〜その後のエピソード〜
部屋の中、2人っきりになる。
翔は果穂の隣に座り、そっと顔を覗き込む。
「果穂、怖かったな。大丈夫か?」
男性恐怖症の果穂の事を思い、
こちらから触れるのは躊躇する。
「…ありがとうございます。警察を呼ばないでくれて。」
果穂はそう言って、自分から翔の背中に手を伸ばし抱きついてきてくれる。
翔はホッとして、優しく抱き上げ、
自分の膝の上に果穂を横抱きに座らせる。
「やっと果穂と話しが出来た。
朝から離れ離れで、俺だけ果穂になかなか会わせて貰えなくて、なんで俺より先に健と写真なんか撮るんだよ。」
子供っぽい嫉妬をされて、果穂はふふっと小さく笑う。
さっきまでの威厳に満ち溢れた態度はどこに行ったのか?
と果穂が思う程、果穂の前ではただの男に成り下がる。
そのギャップが堪らなく嬉しいと思ってしまう。
「寂しかった?
だから教会でいっぱいキスしたの?」
果穂の可愛い問いかけに、
思わず翔は、ハハっと笑い果穂の頬に流れた涙を優しく拭う。
「俺の妻が綺麗過ぎて、世界中の男達に威嚇してやりたくなったんだ。
許してくれるか?」
果穂は、ふふっと笑いこくんと首を縦に振る。
「ありがとう。
ところで、このドレスの着方は俺の為?
脱がしていいならすぐ脱がすけど?」
「ダメです。後ろのホックを上げて下さい。」
「そうか…、残念。」
翔は、ホックをそっと持ち上げ果穂のドレスを整える。
「さて、純君はどうする?
俺に任せてくれたら、島送りにして2度と果穂にちょっかい出さない様にしてやるけど。」
「多分、酔ってて…、もしかしたら忘れちゃうかも。」
「そうか…、じゃあ。
忘れないくらいお灸を添えて、
果穂の前で土下座してもらうか。」
「松さんにお灸はお願いしてた方がいいと思う。」
果穂は、純の祖父を名指しする。
「俺はどうすればいい?
あいつ、果穂に指一本以上触ったからな、
この怒りはどう抑えるべきか。」
「じゃあ……、
私にいっぱいキスして下さい…。」
果穂は、自分で言っておいて恥ずかしくなったのか、真っ赤になって俯く。
「仕方ないからそれで手を打つ。
後、残り5分か……足りないな。」
翔は、果穂からの贈り物の腕時計を見てそう言う。
そっと優しく頬に触れ、果穂の唇に唇を重ねる。
浅く啄む様に何度も角度を変えて、
酸素を求めて薄く開いた唇から、すかさず舌を差し入れ深く舌を絡める。
「……んっ……。」
果穂は深いキスに翻弄され、力が抜けてしまう。
それでも容赦なく追いかけ、求め、舌を吸われ息が上がる。
トントントントン。
控えめなノックの音で、2人我に帰り笑い合う。
「ヤバい、3分オーバーした。」
翔は腕時計を見て、果穂を膝から下ろして乱れた髪を整えてくれる。
親指で果穂の唇をなぞり、綺麗に拭き取り体裁を整える。
リップが取れてしまったが…そこはプロが何とかしてくれるだろう。
「翔さん、リップの色がついちゃってる。」
クスクス笑いながら、果穂が化粧落としで翔の唇を綺麗に拭く。
果穂に触れられると、どうしようもなく体がうずくが、今は時間が無い…
「じゃあ、また後で。」
そう言って立ち上がり、何事も無かったように翔は部屋を後にする。
翔は果穂の隣に座り、そっと顔を覗き込む。
「果穂、怖かったな。大丈夫か?」
男性恐怖症の果穂の事を思い、
こちらから触れるのは躊躇する。
「…ありがとうございます。警察を呼ばないでくれて。」
果穂はそう言って、自分から翔の背中に手を伸ばし抱きついてきてくれる。
翔はホッとして、優しく抱き上げ、
自分の膝の上に果穂を横抱きに座らせる。
「やっと果穂と話しが出来た。
朝から離れ離れで、俺だけ果穂になかなか会わせて貰えなくて、なんで俺より先に健と写真なんか撮るんだよ。」
子供っぽい嫉妬をされて、果穂はふふっと小さく笑う。
さっきまでの威厳に満ち溢れた態度はどこに行ったのか?
と果穂が思う程、果穂の前ではただの男に成り下がる。
そのギャップが堪らなく嬉しいと思ってしまう。
「寂しかった?
だから教会でいっぱいキスしたの?」
果穂の可愛い問いかけに、
思わず翔は、ハハっと笑い果穂の頬に流れた涙を優しく拭う。
「俺の妻が綺麗過ぎて、世界中の男達に威嚇してやりたくなったんだ。
許してくれるか?」
果穂は、ふふっと笑いこくんと首を縦に振る。
「ありがとう。
ところで、このドレスの着方は俺の為?
脱がしていいならすぐ脱がすけど?」
「ダメです。後ろのホックを上げて下さい。」
「そうか…、残念。」
翔は、ホックをそっと持ち上げ果穂のドレスを整える。
「さて、純君はどうする?
俺に任せてくれたら、島送りにして2度と果穂にちょっかい出さない様にしてやるけど。」
「多分、酔ってて…、もしかしたら忘れちゃうかも。」
「そうか…、じゃあ。
忘れないくらいお灸を添えて、
果穂の前で土下座してもらうか。」
「松さんにお灸はお願いしてた方がいいと思う。」
果穂は、純の祖父を名指しする。
「俺はどうすればいい?
あいつ、果穂に指一本以上触ったからな、
この怒りはどう抑えるべきか。」
「じゃあ……、
私にいっぱいキスして下さい…。」
果穂は、自分で言っておいて恥ずかしくなったのか、真っ赤になって俯く。
「仕方ないからそれで手を打つ。
後、残り5分か……足りないな。」
翔は、果穂からの贈り物の腕時計を見てそう言う。
そっと優しく頬に触れ、果穂の唇に唇を重ねる。
浅く啄む様に何度も角度を変えて、
酸素を求めて薄く開いた唇から、すかさず舌を差し入れ深く舌を絡める。
「……んっ……。」
果穂は深いキスに翻弄され、力が抜けてしまう。
それでも容赦なく追いかけ、求め、舌を吸われ息が上がる。
トントントントン。
控えめなノックの音で、2人我に帰り笑い合う。
「ヤバい、3分オーバーした。」
翔は腕時計を見て、果穂を膝から下ろして乱れた髪を整えてくれる。
親指で果穂の唇をなぞり、綺麗に拭き取り体裁を整える。
リップが取れてしまったが…そこはプロが何とかしてくれるだろう。
「翔さん、リップの色がついちゃってる。」
クスクス笑いながら、果穂が化粧落としで翔の唇を綺麗に拭く。
果穂に触れられると、どうしようもなく体がうずくが、今は時間が無い…
「じゃあ、また後で。」
そう言って立ち上がり、何事も無かったように翔は部屋を後にする。