涙恋
なんで・・あんなことを・・私が止めてくるっ

タタタタッ

ドンッ

「いったぁ・・だれ・・??」

「大丈夫かい?って麻子ちゃん」

「大輔・・」

「どうしたの?」

「ほら、あれよあれ 亜玖亜さんが・・だから止めてくる」

「行かないほうがいいよ?安全のため」

「そんなぁ・・」

「だし、刺激するだけでかえって・・・」

しゃべってる間にどんどん時間は過ぎていった。この学校はフェンスがない・・というか今取替え中なため、命綱みたいなものはないんだ・・

だから狙ったの・・?亜玖亜が・・死んじゃう・・・

やっぱり止められない・・

「ダメだ!」大輔が現れた

「お願い行かせて・・っ」

「麻子ちゃんはここでやすんでるほかないんだ・・仕方ないけど、我慢して見守ろう」

「いやだーー↓」

女子が騒ぎ出した

「亜玖亜が落ちちゃう・・・」

『ヒュー』

亜玖亜がっ!落ちた・・

「先生ー亜玖亜さんが!」

タタタタ

「雪名・・」

「麻子、よかったね・・これで健吾は麻子のもの・・」

『パンッ』

雪名はぶった―

「何するのよ・・人の幸せを思って・・」

「最低!」

「どこがよ・・・そっちこそ人がやってくれたんだからね」

「そこまでして・・奪ってほしくもないよ・・もういいからっ」

タタタタ

私は、だれも使われていない旧校舎で一人泣いていた

< 10 / 24 >

この作品をシェア

pagetop