涙恋
「何、泣いてるの?」 そう言ってくれたのは大輔だった―


「雪名が・・あんなことまでして・・ぐすっ」涙で前がよく見えない


「亜玖亜ちゃんか・・あの子と雪名は知り合いらしいよ」思わぬことだった


「え・・?どういう・・」


「自分で亜玖亜ちゃんに聞いてきたら?」背中を押す的な感じだった


「ありがとう」私はすぐに、保健室へ行った なぜって?亜玖亜は保健室に運ばれたらしい・・

   -保健室-

「失礼します・・」おそるおそる入った・・。だって後でなんか言われるのが怖い


「あら・・麻子ちゃん」保健室の先生がにこやかに言った


「あの・・亜玖亜ちゃんは・・っ」すこし力が入った


「寝てるけど・・・どうかしたの?」


ベットの方を見ると・・ぐったりと肩からは血がすこし出ていた


私は怖くなってしまった・・元はといえば・・私が・・・でも雪名が悪いんだよ・・たのでもいないのに・・

『ガチャッ』


亜玖亜が起きたみたい―


「あ!麻子さんどうしたんですか?」あいからず笑顔はたやさない


言ったほうがいいよね・・健吾のことが好きだけど・・雪名がそんなことのためにやったなんて・・

口がさけてもいえない・・でも言った方が・・


「亜玖亜さん・・っ」


「はい?」


「えっと・・その・・・っっっ」かんで言えない・・


「ふふふ・・大事な話?」


「うん・・」


「じゃあ・・帰りに話そう☆」


「うん・・」話せるかな・・
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