キミとの運命は永遠不滅っ‼︎
「この学校じゃ、滅都くん以外の人と恋することに、なっちゃうのかな.........」
そんな不安が無意識に、口から漏れた。
〈さぁ若者達よ!大いに青春してくれ!〉
「「「おおお〜!」」」
〈返事はウェイだ〉
「「「ウェ〜イ!」」」
なんとも学生さながらのやり取りを、
男子生徒たちと共に繰り広げると。
長いようで短かった入学式が、無事に?終わった。
***
「私、時音白っ!こっちは藻犬黒くんっ!」
「私は、渡瀬永那!」
入学式終わりに廊下を歩きながら。
一緒に体育館に向かった、
色白の可愛らしい女の子と改めて挨拶を交わす。
女の子の名前は、
時音白ちゃん。
白ちゃんと一緒にいるのは、
藻犬黒くん。
白ちゃんは、
見た目だけじゃなくって、
名前まで可愛らしい女の子で。
黒くんは、
明るく楽しそうな男の子という印象。
「永那ちゃんは、運命の相手ともう会った?」
白ちゃんが、
キョトンとした顔で、私に問いかけてきた。