キミとの運命は永遠不滅っ‼︎
「あ、え、えと、5歳の時............に」
私が大真面目にそう答えると............
「「え!?」」
白ちゃんと黒くんが声を揃えて、
私の目の前で驚いたような表情をしてる。
............私、ヘンなこと言ったかな?
「違うよっ、デステニーの運命の相手っ!」
「君、マッチングシステムの運命の相手と、
まだ会ってなかったりする?」
「え、あ、う...............っ」
白ちゃんも黒くんから、
質問攻めにされて言葉に詰まる。
「君、入学案内の時の紙、読んだ?」
「えっ、紙.........?」
黒くんに言われて、
ゴソゴソのかばんの中を、探してみると............
〝入学案内〟と書かれた紙が、
見事にぐちゃぐちゃの状態で姿を現した。
「永那ちゃん............」
ぐちゃぐちゃの紙を見るなり、
驚いた表情をして見てくる白ちゃん。
ゔ、高校生にもなって、
プリントぐちゃぐちゃとか...............っ!
幼稚園の頃と変わってないじゃんっ‼︎