キミとの運命は永遠不滅っ‼︎


私が中学3年生になる少し前、
パパは〝癌〟という病気でこの世を去った。



元気だった頃と比べて、
段々と弱っていくパパを目の前に。



私は何も出来なかった..................



でもママは、
パパの側で毎日、手を握って、声をかけて。



まだまだ子供の私には、
理解出来ないぐらいの時間、ママはパパの側にいた。



「パパはね、ママの事大好きだったのよ。
ずっと、一緒にいようって約束してたから
だから、またいつか出会えるんだからっ!」



ママは、パパの話しをするとき、
いつも最後にはノロケ話になりがち。



「.........ぃ、いいなぁ、羨ましい」



ボソッと漏れたのは、そんな声で。



「え?永那......?」

「.........ぇ、私、声に出て.........た?」



それが、自分自身から出てたと。



そう理解するのに、時差があるほどだった。


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