キミとの運命は永遠不滅っ‼︎


滅都くんが変わってしまった裏に、
そんな悲しい事が隠されていたなんて。



「滅都からは、何も聞いてないんじゃないかって想像はしてた」

「......はい、お恥ずかしながら聞いてない、です」



言えることじゃないけど、
言って欲しかったっていうのが、本音。



滅都くんが悲しい思いをしたのなら、
私がずっと傍にいて、支えてあげたいのに。



「滅都が渡瀬さんに言ってないのは、
理由があるんじゃないかって、思うけどね」



七海くんはそう告げて、
視聴覚室の扉に手をかけた。



「あっ、あの‼︎
白ちゃんと黒くんからは何を............?」

「あー、滅都のことになると、
明らかに落ち込むって聞いたから、
だから、『永遠の愛』を誓った子なんじゃないかってね」

「それだけで............」

「滅都のこと、宜しくね」



七海くんは、
それを言い残して視聴覚室を後にした。


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