キミとの運命は永遠不滅っ‼︎
「あっ、そーいえばねっ!
この前、滅都くんに会ったの♪」
私がボーッと滅都くんのことを考えてると。
ママから飛び出したのは、
耳を疑いたくなるような驚くべき事実。
「んぇ!?めっ、滅都くんに......会った......?」
「そ、近くのショッピングセンターで偶然ー」
ショッピングセンターで偶然...............?
どこにいるか分からなかった、
滅都くんが近くにいるかもしれない‼︎
「わ、私も滅都くんに会いたいっ‼︎」
それだけで、私は〝会いたい〟
そんな気持ちが高ぶりを抑えられなかった。
「んー、それはどうかな.........」
私の会いたい気持ちとは裏腹に、
少しトーンを落とした口調で言うママ。
「だっ、ダメ...............なの?」
「ダメ......ではないんだけどね。
ほら、受験前の大事な時期だし!」
〝受験〟そんな言葉で、
滅都くんの居場所を誤魔化すママ。
私はやっぱり............滅都くんには会えないの?