キミとの運命は永遠不滅っ‼︎
《もうすぐ入学式が始まります。生徒のみなさんは体育館に移動してください》
外にある、
大きなスピーカーから聞こえるアナウンス。
「やっべ、白行くぞ‼︎君も早く‼︎」
男の子に最速されて、
名前もクラスも知らない2人と共に、
入学式が行われる体育館へと走った。
***
体育館に着くと既に人がいっぱいいて。
私達は、最後の方...............だったらしい。
〈入学おめでとう諸君!
運命の相手との出会いは果たしたかな?〉
体育館に入った直後聞こえて来たのは、
校長先生?と思われる人物の声。
運命の.........相手?
いくら高校生だからって、
入学してすぐに〝運命の相手〟に出会える訳なくない!?
そんな、おとぎ話みたいに、
都合の良い話しなんてあるのだろうか......?
い、いやっ‼︎〝運命の相手〟に、
出会えるのが本当だとしたら滅都くんに会えるのでは?
〝運命の相手〟その言葉1つで、
そんな期待を膨らませてしまう私がいる。