白衣の王子たち
「佐倉先生、、、」
「久々だね。はなちゃん。
まぁ、久々なのは
はなちゃんが通院さぼってるからなんだけど。」
最近は忙しかったのと
お薬も余ってたから
前回の通院すっぽかしたんだった、、、
やらかした
「お薬もあるし、元気だからいっかな〜って」
「いっかな〜、じゃないんだよ。
今日実習終わったら僕の診察室きて。
こなかったら、わかってるよね。」
鬼モードの佐倉先生だ、、、
鋭い目から目線を逸らす。
「なに〜、怜。
診察室呼びつけて、俺の彼女に何する気?」
私の首に腕をまわして
頬擦りしてくる蓮くん。
佐倉先生は呆れ顔だ。
「お前はうるさいから静かにして。
とりあえず、はなちゃん。
食欲なくても、なんか軽く胃にいれてね。
労働って思ってる以上に体力使うから。
あと、絶対実習後診察くること。
いい?」
これYESって言わないと、終わらないやつだ。
「はい、、、」