ハイスぺな俺が北川さんに相手にされない
「は?なんで?」
「……だ、だって、加瀬さん、
女の子にモテモテだし、
色んな人とデートに行ってますよね?」
何それ?!
北川さん、俺のこと、
女の子をとっかえひっかえしてる
軽い野郎だと思ってるってこと?
確かに俺はめちゃくちゃモテるけど、
遊んだことはない。
「行ってない。
ってゆうか、
俺、今の生活で女の子って
北川さんしか関わりないんだけど」
「…え?!」
「俺のことそんな風に
思ってたんだ?」
「ご、ごめんなさい!
勝手に想像してただけです!
だって、いつも女の子に言い寄られてるし、
プライベートでは、
色んな女の子と遊んでるのかな?って…」
「俺のプライベート、
北川さん知ってるだろ。
大体夜は家にいる」
俺は壁についていた腕を戻した。
「もう行っていいよ」