ハイスぺな俺が北川さんに相手にされない
俺は、ファンをうんうんうならせている
北川さんのパソコンを残して、
ソファーの前にあぐらをかいた。
「ふ…疲れたんだな…」
近くにブランケットらしきものが
見当たらなかったから、
俺は自分の上着を脱いで、
北川さんにかけてあげた。
寒くなってきたから、
風邪ひいたら大変だしな。
自分の膝に肘をついて、
しばらく北川さんの寝顔を見つめた。
めちゃくちゃかわいい…
めちゃくちゃ無防備。
この子が俺の隣で寝てくれたらな…
このまま、おでこにキスして、
おやすみって言って、
手を繋いで寝れたら…
あ。
気がつくと俺は、
本当に北川さんのおでこに
キスをしようとしていた。