卯月と初恋が訪れる
柔らかい感触が離れたと思ったら再び重なる。




「ん〜!」





私は我に返って抵抗しようとした。




けれど敵わなかった。




少しして柔らかい感触が離れた。




「高校初のキス頂きました」




みちるは満足そうに言った。




私は、



「最低!」




思いっきり頬を叩いた。




明日は高校の入学式。




今から高校生活に対して不安でいっぱいだった。
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