この胸が痛むのは
ご自分で行かれずに第2王子殿下のご婚約者様に手配をお願いしたのね。
それがたまたま、母の留守に届けられた……
「アグネス、私は本当に貴女にも、殿下にも申し訳ないことをしたわ。
あれから、貴女達の仲睦まじい姿を見ていたら、あれこれ先回りして考えてしまった事を後悔していたの」
昼間なのに、ワインをたしなまれていて、余程気分が良いのでしょう。
既に私が返事していない事にも気付いていらっしゃらない。
「お父様に、そろそろ殿下とアグネスの婚約を、とお願いしていたのに、そんな噂があると聞かされて」
「……」
「帰ってきたら、アグネスが留守なのに、殿下が居らしていて、ついクラリスに用があるのかしら、と早合点してしまって、失礼な物言いをしてしまったの。
ちゃんとお詫びを申し上げないと、何と嫌な姑かと嫌われてしまうわね?
今度夕食に来ていただけるように、アグネスからもお願いして?」
それがたまたま、母の留守に届けられた……
「アグネス、私は本当に貴女にも、殿下にも申し訳ないことをしたわ。
あれから、貴女達の仲睦まじい姿を見ていたら、あれこれ先回りして考えてしまった事を後悔していたの」
昼間なのに、ワインをたしなまれていて、余程気分が良いのでしょう。
既に私が返事していない事にも気付いていらっしゃらない。
「お父様に、そろそろ殿下とアグネスの婚約を、とお願いしていたのに、そんな噂があると聞かされて」
「……」
「帰ってきたら、アグネスが留守なのに、殿下が居らしていて、ついクラリスに用があるのかしら、と早合点してしまって、失礼な物言いをしてしまったの。
ちゃんとお詫びを申し上げないと、何と嫌な姑かと嫌われてしまうわね?
今度夕食に来ていただけるように、アグネスからもお願いして?」