この胸が痛むのは
「どうして私の予定の合間に、殿下が毎回いらっしゃるんです?」
「今時間がありそうだな、って気が何となくするからですよ」
ここでもやはり断わられて、違う話をした。
ドレスの支払いとは違う話は。
俺からは今までの……アグネスに聞いて貰った話と同じ内容だが、少し違っている。
彼女と王城の四阿で出会った時の事。
バックスの子犬を貰った時の事。
もうすぐ16になるのに、7つも年下の彼女が
気になって、ふたりだけの誕生祝いをしようと
した事。
アグネスに話したよりもっと前に遡って話した。
侯爵と会う1回につき、ひとつの話だ。
俺の話が終わると、次は侯爵が自分の話をする。
最近、夜眠っていても何度も目が覚める話から
それは始まって。
俺の話が昔から現在に近くなるのとは反対に、
侯爵の話は現在から昔へ戻っていく。
「今時間がありそうだな、って気が何となくするからですよ」
ここでもやはり断わられて、違う話をした。
ドレスの支払いとは違う話は。
俺からは今までの……アグネスに聞いて貰った話と同じ内容だが、少し違っている。
彼女と王城の四阿で出会った時の事。
バックスの子犬を貰った時の事。
もうすぐ16になるのに、7つも年下の彼女が
気になって、ふたりだけの誕生祝いをしようと
した事。
アグネスに話したよりもっと前に遡って話した。
侯爵と会う1回につき、ひとつの話だ。
俺の話が終わると、次は侯爵が自分の話をする。
最近、夜眠っていても何度も目が覚める話から
それは始まって。
俺の話が昔から現在に近くなるのとは反対に、
侯爵の話は現在から昔へ戻っていく。