エリート国際弁護士に愛されてますが、身ごもるわけにはいきません
膝の上に乗せた瑠衣の顎を掬い上げ、唇に音を立ててキスを落とす。
「んっ」
「この数日ですっかり瑠衣不足だ」
一枚ずつ服を脱がせていくうち、落ち着かないのか瑠衣がもぞもぞと腰を動かす。
その様子こそ大和を興奮させ煽っているとも気付かず、瑠衣は隠すように胸の前で手をクロスさせ、大和がスカートのファスナーに手をかけるのをじっと見ていた。
手際よく下着姿にさせると、今度は大和が目の前の彼女の肢体に釘付けになる。
「……これ、初めて見た」
白地に黒のレースがあしらわれた下着は、これまで大和が見てきたものよりも布地の面積が少なく、可愛らしさよりもセクシーさを押し出したデザインだ。
カップのフロントと同じ大ぶりの花柄のレースがヒップ部分にも施されているが、そこはレースのみで布地はなく、瑠衣の真っ白で柔らかそうな肌が透けている。
腰のサイドで結ばれている細い紐とリボンも黒で、やはり白い肌に映え、華奢なわりに女性らしい身体つきの瑠衣によく似合っていた。