エリート国際弁護士に愛されてますが、身ごもるわけにはいきません
「や、大和さん?」
「俺、瑠衣と結婚できて本当によかった」
同じ気持ちでいたのを嬉しく思うけれど、それなら顔が見たい。
そう告げるより早く、しっとりと唇が重ねられた。
愛しさと、感謝と、照れ隠しと。
色んな感情の詰まったキスに抵抗できるはずもなく、そのまま彼に身を任せる。
次第に深く、情熱的になる口づけは、温かく濡れていた大和の胸元や瑠衣の肩口が乾くまで続いたのだった。
Fin.