エリート国際弁護士に愛されてますが、身ごもるわけにはいきません
「瑠衣?」
「緊張したけど、ちゃんとできてよかったです。新しい下着も、褒めてもらえてよかった……」
目を閉じながら思ったことをそのまま口にすると、頬を寄せている大和の身体がビクッと跳ねた気がした。
「……せっかく初日からがっつかないよう耐えたんだ。ここでも煽ってくるなんて反則だろ」
呻くような大和のぼやきも、もはや瑠衣には聞こえない。
優しく大きな手で撫でられる心地よさと、甘く怠い身体の疲れから、いつの間にか穏やかな眠りに落ちていった。