硝子の枕⑤/底なしなワナに縛られて💛【エロティックブラックの読切り第5話です♪】
首都圏某所…。
知る人ぞ知るアンダーステータス五つ星な💛ホ…、リッチネル❣
今、部屋超えのメイクラブ劇場は異色展開の結末に向かっていた…❓


💖💖💖


複数愛…、すわっぴんなんとか…、乱みだれたまじわり(苦しい表現規制!)
ショーワの真っただ中に産声をあげた、このバリュー盛り盛りなココは、今や通信新世紀を迎え、単独カップル以外の愛し方にも変化が訪れた…❓

真夏ガンガンなこの日…、真昼間の午後2時過ぎ…。
いうまでもなくクーラーカンペキ全開、サイコー部屋をゲットしていざベッドインとなった二組の♂♀…。

「おい、そっちの撮りややテカだって。もっと、照明意識して角度とれよ。A美の太もも瘦せちゃってるって!(爆笑⇒となりの彼女も!)」

「おお、なら、これでどーだ?」

「オッケー❣なら、明日の決起に向けた我々4人の同志によるパーチーinザ・リッチネル~~、開催スタートしまししゅ~~💛」

「イエーイ‼」(合計4人、一斉に拍手!)


首都圏某所…。
知る人ぞ知るアンダーステータス五つ星な💛ホ…、リッチネル❣


互いのエッチの見せあい…。
刺激増し増しな古典的メイクラブ…。

昔はモロ、一室でじんぐり、じんぐりでってのが定番だっただろうけど!
今の時代にマッチングを得た趣向は別部屋…、ベターなのは隣部屋での各々がスマホを駆使した実況中継でセミバーチャル空間をお楽しみってのがケッコウだった…。

加えて、そこの被験ホテルもそれなりのをチョイスしてって…、そういうことであった訳で!

ココ…、かのステータスを誇る東京最北端の知る人ぞ知る”ホテル・リッチネル203号室+204号室では同時進行のラブ現場が相互姦視というアブノーマルテイストを以って、その最中にあった。

当該最中とは、ぶっちゃけ、見せつけのイマジメーションで自らのセックスに刺激を与え、よりコーフン度を高めるという単純極まる工程ではあった。
だが…、実際の二カップルによるプレイ内容はかなりマニアックで…。
表現に起こすことが躊躇われるレベルであるため、割愛する。

なにしろ!
こいつらのエッチは壁を挟んだ相棒カップルへの挑発と見せつけ合戦の様相…、それ以外の何物でもなく、エロい獣の雄たけびがスマホの通信網を炎上せんばかりに行き交っていたと~💛


💖💖💖


「C男…、どうだった?聞き出せたか?」

「ああ、こっちはオッケーだ。そっちの方の首尾はどうだったんだ?何と言っても、A美に比べてB美は最後まで油断ならねー気配を放っていたしな…」

B男は小声でちょっと緊張ばった口調でそう尋ねた。
これに、C男も小声で返答する。

「大丈夫だったと言っておこう。…まだ気は抜けないが、双方メリットは匂わせてきたから、まずは3重スパイの本人ってことで、ここでのエッチは別物オプションと捉えていた…。その確信は7割強だ」

「そうか!なら、我々のミッションは半ば達成だな。…いやあ、コトの他、A美はよかった。イク瞬間なんか痙攣してたしな。オレも連鎖痙攣でイッキだったわ(笑)」

「うむ…。こっちも結構よかった。…ふう、重層スパイの身で神経をすり減らす毎日だからな…。任務をいじってのオポジション女はやっぱな…。あっちもトーゼン、身の危険を感じながらのイッパツってことで気合入るってことだろうし…。所詮、生理現役の一オンナだし。アハハ…(小声で爆笑)」

この時…、午後4時40分ちょうどだった…。
A美とB美はともに、コトを終えたあとのひとシャワーを浴びていた…。

そして…‼
この数時間後、C男とD男が情事を持ったそれぞれの部屋で、男一人と女一人の遺体が発見される。

『…ただ今入ったニュースです!東京北部のラブホテルで、隣り合った二つの部屋から、男女2人の遺体が一体ずつ発見されました…』

更にその二日後…。

『…ただ今入ったニュースです。本日早朝、静岡県の高速道路パーキング駐車場の女子トイレで、30台とみられる男性の遺体が発見され…』

さらにさらに…、その2か月後…。

『ただ今入ったニュースをお伝えします!栃木県○○市の利根川堤防で、若い女性と見られる両手足の一部を切断された遺体が発見されました…』

で…、この後ランダムに、ネット上では以下のような投稿が相次いだ。

≪あのバラバラ殺人、超ヤバヤバな背景らしい。どーも、その2か月前の東京北部にある地元じゃあステータスなラブホで同時に見つかった相部屋死体の件…、連動っぽいって…≫

≪なんか!そのステータスラブホ、二カップルで同時だったみたいって…。平日昼下がり同時間帯のご休憩で、互いにスマホでエッチの動画と音声で2元中継当事者だったとか…≫

≪そこで…、その4人の中のもう一人ってオトコの方が、同時期に発見された静岡事案ってことってこととか、かなり信ぴょう性高いってホントか?≫

ネットレベルのウワサを真に受ければ、3重スパイ同士の、任務にかこつけた息抜きエッチは一世一代の賭けだったと言えまいか…。

ちなみに、この翌年…、積年にわたり世間に不健康極まるフラストレーションをもたらしていた、○○五輪不正疑獄事件は、政界疑惑がにもついに司法のメスが入り、断罪のテーブルに乗った…。

巨悪の影に弱者が残した足跡アリ…。
言いようもない、格式あるなんちゃってな社会に自ら鎖を繋ぐ現代ニッポン弱者…。
そんな彼ら、彼女らの究極は夢想を追いかけた性欲望の実現欲である…(リッチネル従業員談)




FIN










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