余命8ヶ月。
「いんじゃない?
ブラコンとシスコン、相思相愛だし。(笑)」



少し流された気分。
小戸森さんはどう思うんだろう。



「とりあえず移動しようぜー。」



右京さんが声をかけると皆さん荷物を持って外に出れる扉まで来た。車が準備されてる様子は無い。



「車移動じゃないんですか?」


「スタッフさんに聞いたら近場に個室で美味い焼肉屋があるって聞いたんだー。」


「そー。
で、わざわざそこまで運転してもらうの申し訳ないし、自分たちでって言ったんだよね。」



奏の皆さんはマネージャーさんにあまり頼らないんだろうか。自立してるんだなぁ。



「悪いんだけど10分後くらいにここから出て行ってもらってもいい?俺達先に行くから。」



·····あ、そっか。
お兄ちゃんの時と違って私は奏とは関係ないから写真を撮られたりしたら大問題だ。
< 105 / 306 >

この作品をシェア

pagetop