余命8ヶ月。
私は夜出かけることもないしもし大学の用事とかで遅くなる場合は確実に連絡してた。
お母さん達がいなくなってから連絡が無くなるとお互い不安になってしまうから常に連絡を取り合ってた。なのに忘れちゃうなんて····。不安にさせちゃった·····。
「仕事が早く終わって家に帰ったら桜音羽いないから何かあったのかと····はー·····、良かった·····。」
お兄ちゃんは心から安堵してるようだった。 そうだ、小戸森さんと会場に来た時はまだ夕方で時間もあった。
だけど外を覗くとすっかり夜になっている。
コンサートって長かったんだ。
あっという間に感じていたから少し驚いてしまった。
「今どこ?迎えに行く。」
「あ·····えっと、」
奏とご飯に行く約束をしてしまったけど·····心配させたくないし帰ろうかな。
「借りるよ。」
そんな言葉が聞こえると私の手からスマホがなくなった。
「もしもし、桜樹?俺だけどちょっと色々あってお前の妹と一緒にいてもう少し遅くなるから。
しっかり送り届けるから心配すんな、じゃあな。」
一方的に喋って切ってしまった。
「じゃあ後でね。」
奏の皆さんは行ってしまった。
·····どうしよう、やっぱり帰った方がいいよね。
お母さん達がいなくなってから連絡が無くなるとお互い不安になってしまうから常に連絡を取り合ってた。なのに忘れちゃうなんて····。不安にさせちゃった·····。
「仕事が早く終わって家に帰ったら桜音羽いないから何かあったのかと····はー·····、良かった·····。」
お兄ちゃんは心から安堵してるようだった。 そうだ、小戸森さんと会場に来た時はまだ夕方で時間もあった。
だけど外を覗くとすっかり夜になっている。
コンサートって長かったんだ。
あっという間に感じていたから少し驚いてしまった。
「今どこ?迎えに行く。」
「あ·····えっと、」
奏とご飯に行く約束をしてしまったけど·····心配させたくないし帰ろうかな。
「借りるよ。」
そんな言葉が聞こえると私の手からスマホがなくなった。
「もしもし、桜樹?俺だけどちょっと色々あってお前の妹と一緒にいてもう少し遅くなるから。
しっかり送り届けるから心配すんな、じゃあな。」
一方的に喋って切ってしまった。
「じゃあ後でね。」
奏の皆さんは行ってしまった。
·····どうしよう、やっぱり帰った方がいいよね。